神戸の古着屋「ハバダッシェリー(haberdashery)のコラムです。
過去の日記から抜粋してみました。勝手な考えで勝手なことを書いてますが「こんな奴が居るんやな〜程度に読んでみてくださいね★

アメリカで想う事「古着屋人生」・・・2006年6月16日

アメリカに来ていて・・・

アンティーク屋さんでたまに見るのですが第二次世界大戦の時の戦勝品がアメリカにはチョ

コチョコあります。日本軍の軍刀や刀の鍔、進駐軍が持ち帰った日本の骨董品等等

・・・。明治初期の版画なども見ることが出来ます。

刀を振り回していた頃・・遠い昔のようですが・・・

1860年代(すみません・・記憶が定かではないのです)明治維新・・・

僕は1963年生まれで今が2006年・・・もう43年生きているのです。

僕の生まれる100年前はまだ刀を振り回していたのに僕は40年以上生きている。

僕の生まれたときから今までの2倍チョット前には刀だったのです!!

その頃は・・・電気もなく水道、ガスもなく・・・

考えたら少しの間に人間はスゴ〜ク発展してきたんだなあ・・・。

今では、エアコン、水洗トイレ、当たり前電気ガスなかったらビックリでしょう〜!

何十キロも離れた所に電車で通勤して携帯電話で離れた人と話をしているのです。

よく考えたら凄い事ではないでしょうか?空を飛んで違う大陸に近ければ数時間遠くても

十数時間で行ってしまうのです。

社会の時間に習った「産業革命」や「エジソンの発明」等も本当はスコ〜シ前の出来事な

のです。

日本は、江戸時代から明治へ・・大正、第1次世界大戦、昭和、第2次世界大戦、を

経て今に至るのですがその間150年、僕が生きたのが43年・・その頃からの3分の1近く

見ているのです。−って年代間違ってたらすみません・・・。

士農工商の身分制度から平等の国家になり戦争を経て現在・・今自分達が許されてい

る「自由」と「恵まれた生活」に感謝してもいいのではないでしょうか??

飢えて死ぬ人も日本には少なく僕達の中では貧乏と言っても食べる事には苦労はしない

程度なのです。

人間だから上を目指すのはいい事だと思いますが今自分達が置かれている裕福な日々に

感謝をせずに更に上を目指している人が多いのではないでしょうか??

第2次世界大戦の敗戦後、幸運な事に「日本」は裕福な国になりました。

でもいつの頃からか日本人は「裕福な生活」を「当然な生活」にはき違えてきているのでは

ないでしょうか??この「裕福」な生活を送るのに多くの人達の努力と犠牲があった事を忘

れてもいいのでしょうか??

今、日本では「努力」せずに儲けるのが一番ーと思われていないでしょうか?

株の個人投資も悪くありません。でも、本業で努力して生き抜いてやろうと思わなくなって

来ているのではないでしょうか??

昨日書きましたが僕の「古着人生」はアクマでもミンナあっての「古着人生」なのです。ミン

ナが「ハバダッシェリー」を可愛がってくれてスタッフが僕のほとんどワガママについて来てくれて

・・それで飢えずに生きてこれているのです。

飢えない事に感謝したいですしミンナがハバダを可愛がってくれている心に答えられるように

努力しないとミンナに失礼なのです。

こんな事書いていても昔は僕も「自分の実力」−と思っていたこともありました。

でも、「自分の実力」はミンナあっての「実力」でミンナなしでは何もない事に気がついて初

めて「感謝」の気持ちを持つようになりました。

今年43歳でマダマダ全力疾走していますがあと・・10年??か20年???全力疾走

したいです。あと10年20年すると更に「ハバダッシェリー」卒業のスタッフも増える事だと思

います。−で・・20年後63歳辺りで「同窓会」出来たら面白いかな??−と思っていま

す。その頃は・・最長スタッフの杉野氏が57歳・・髪の毛も寂しくなってオジンになっている

んやろな〜!!僕は・・変わらない前提・・。

案外人生は短そうです。

もっともっと長くって色んな事が出来ると思っていました。

でも最近、人間一つの事をするのでも一生かかっても出来ないかも・・なんやな〜−って思

い出しました。

タクサンの事を望まずに(昨日の続き)「一番したい事」を精一杯やって出来きれなくっても

最期まで前向きに生きてゆきたいものです。

少しは「面白い」オッサンになって見せますので今後も「ハバダッシェリー」宜しくお願いします

ね〜!!

今までに出会った人々とこれから出会う人々に感謝を込めて・・・

「ありがとうございま〜す!!!」

おやすみなさ〜い!!(落ちのなさに逃げて寝る・・・)


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